シリコンバレーが狙う新たなIT開拓地、アフリカ。(2018年7月23日)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000025-jij_afp-int
GoogleとFacebookが、今年の5月にナイジェリアに正式に進出しました。
ナイジェリアはアフリカ最大の経済大国でもあり、アフリカ最大の人口を誇る国でもあります。
かねてから、ナイジェリア人は、ITに長けている賢い人が多いと言われており、まさにアフリカのシリコンバレーになり得る可能性を秘めた国です。
記事によると、ナイジェリアのFacebookユーザーは現在約2600万人。
これはナイジェリアの人口比率から考えると、まだまだ少ない数字で、Facebookは更なる掘り起こしと、近隣諸国の取り込みも含めてナイジェリアを仕掛け出したのでしょう。
記事によると、
大手IT企業の関心が集まっているのは、ナイジェリアだけではない。6月にはグーグルが、ガーナの首都アクラ(Accra)にアフリカ初の人工知能(AI)研究所を開くと発表した。
こうした動きの背景にあるのは、アフリカの年齢別の人口構成だ。アフリカ全体の推計人口12億人のうち、60%は24歳未満だ。また国連(UN)は2050年までにアフリカ人口は24億人に達すると予測している。
米ニューヨークのITマーケティング会社「GBHインサイツ(GBH Insights)」のダニエル・アイブス(Daniel Ives)氏は、「フェイスブックやグーグルのような企業にとっては、押さえておくべき明らかなビジネスチャンス」と、アフリカでの動向を説明する。
とあります。
まさに人口ボーナス期を迎えようとしているアフリカ市場への本気度の表れでしょう。
世界の市場としてのパワーバランスが欧米からアジアにシフトしてきており、次なるパワーバランスの先は、インド、そして、ラストフロンティアであるアフリカ。
日本はもう少し、この『ラスト』という意味を考えたほうがいいかも知れません。
ここで今後、どれだけのシェアが取れるのかは、日本経済としても重要なポイントだと思うのですが、チャレンジする企業や人はまだまだ少ない。
日本人が二の足を踏んでいる間に、中韓は着々とアフリカを開拓しています。