通信会社Liquid Telecomが英CDCから1億8,000万ドルの投資を受け、中央・西アフリカに高速ブロードバンドを延伸へ。
https://www.reuters.com/article/liquid-telecom-cdc/liquid-telecom-gets-180-million-from-uk-for-pan-african-fibre-network-idUSL8N1YG2FT
記事によると、
アフリカのファイバー企業であるLiquid Telecomは、英国の開発金融機関であるCDC Groupから1億8,000万ドルの投資を獲得した。同社は高速ブロードバンドをさらにアフリカ中部およびアフリカに供給すると発表した。
(中略)
Liquid TelecomのCEOであるNic Rudnick氏は、これにより、アフリカの最も遠隔地にいる地域のコミュニティや企業に、迅速かつ信頼性の高い接続とクラウドサービスが提供されると述べています。
いったん完成すれば、オンライン教育リソースへのアクセスの提供から国家経済への支援、より多くの雇用の創出、新技術の採用を促進することから、社会的および経済的に大きなメリットがもたらされます。
とあります。
オンライン教育リソース、いいですねー。
よく成功者たちが、どこどこの貧困エリアに学校を作りましたー!オイラいいことやっているでしょー?みたいな話をよく耳にしたものですが、作ったあとその学校がどうなったかまでを報告する人は少ないんですよね(^^;;
学校を作るだけ作って、結局生徒が通ってくれないなんていうことがよく起こっているわけですが、これは至極当然なことで。
なぜなら、貧困地域の方々は、第一次産業に従事しているケースが多く、基本的なインフラが未整備な地域なので、子供たちと言えど、家事や農業などに対しての貴重な労働力なんです。
学校に行く、すなわち労働力が奪われる、労働力が奪われると、基本的な生活すらままならない。
なんてことが起きるわけです。
さらに貧困地域では、そもそも住居がまぁまぁ遠い位置で点在している地域もあるわけで、まぁ移動に多大な労力がかかるわけですね。
ですので、はい、学校作りましたー、みんな嬉しい?勉強したかったんでしょー?通ってねー!
ってか通えねーしww
なんてことで、学校作った人の自己満足だけで終わるケースもなかなか多いわけです。
ということで、アフリカ全土にブロードバンドが広がることによって、オンライン教育リソースが提供できるようになると、家事や農業の合間に教育が受けられるようになる可能性も高まりますので、アフリカにとってのインターネットからの恩恵は、先進国の比ではないですね。
がんばれ、ブロバン(・∀・)