フランスのルノーがガーナで組立工場の設立を検討。
https://www.ghanaweb.com/GhanaHomePage/business/Renault-considers-establishing-assembly-plant-in-Ghana-718848
自動車メーカーが続々とガーナに進出してきていますねー。
元々ガーナには、カンタンカという自国の自動車メーカー(と言っても実質は組立工場ですが)があり、アフリカ人でも自動車が作れるんだ!ということを証明してみせました。
その流れがあってかなのか、ドイツのフォルクスワーゲン、中国のシノトーク、日本の日産自動車もガーナで組立工場の設立を始めようとしており、今回ルノーも狙ってきました。
記事の中で、ガーナ大統領のAkufo-Addoはこう述べています。
「私たちは西アフリカで2番目に大きな経済です。
だから、ガーナがあなたにとって最適な場所である理由はたくさんあります。
私たちは西アフリカへの玄関口として、自分たちを約3億5000万の市場へと見据えています。
2030年までには5億人に達する予定です。
だから、私たちはあなたがそれを成し遂げるための良い場所になると思います」
と。
これは真実です。
事実、ガーナは西アフリカ地域において、先導的な役割を担っている国でもあり、地政学的にも西アフリカ地域のほぼ中心に位置する沿岸国です。
西アフリカ地域はECOWASという経済共同体の枠組みの中で、その加盟国への関税は無税です。
そのため、ガーナを生産拠点としてECOWAS域内各国への輸出を行うというのは非常に合理的で、ここに各国の自動車メーカーが組立工場を設立する理由があります。
これは自動車メーカーに限った話ではなく、他の産業でも同様なため、今後益々ガーナへ進出してくる多国籍企業は増えてくるでしょう。
世界の工場というものが中国からアジア各国に移っていますが、近い将来、その役割をアフリカが担う日が来ることになるかも知れません。
アフリカの勃興はまだまだこれからです。
*****【ちょっと告知(^^;;】*****
電車書籍を出させてもらっています^ ^
西アフリカのガーナ共和国に3年間居住し、ガーナの酸いも甘いも経験。
騙されたこともあり、守られたこともあり、最終的には恵まれた人脈だけを残し、アフリカビジネスにチャレンジ中です。
現地でのリアルな生活から、日本ではなかなか知ることのできないアフリカの本当の姿をお伝えしていきます。
サクッと読めますので、一度ご賞味あれ(笑)