ルワンダのVision Garrmentが蚊帳の製造を開始へ。
https://www.newtimes.co.rw/news/new-plant-produce-17m-mosquito-nets-every-month
モスキート(蚊)対策、これチョー重要です。
理由は多くの方が知っていると思いますが、マラリア対策ですね。
マラリアはその予防法や治療法もかなり確立されてきていますが、それでもまだまだマラリアで命を落としてしまう人は少なくありません。
世界では、マラリアで2分に1人が亡くなっており、年間の感染者数は約2億人に及んでいます。
世界で最も人間を殺している生物ランキングでは、モスキートが圧倒的1位。
2位に人間というのも何だか考えさせられる結果ですが。
アフリカに行くと、確かにモスキートは多いです。
日本でも夏場になると多くなってくるので、一年中温暖なアフリカは、それこそ一年中います。
さらにアフリカのモスキートは強くてデカイ感じが(笑)
なんとなくのイメージですが、日本の蚊は小さくて弱々しくフラフラと飛んできて、チクッと刺して血を吸っていくみたいな感じ。
一方アフリカのモスキートは、ガチムチでブンブン飛んでいて、ガバッと肌に着陸して、バスっと針を差し込んで、グビグビって血を飲んでいくイメージ(笑)
実際にアフリカ人の肌は、日本人の肌に比べると、皮膚は厚そうな感じで強そうなので、アフリカのモスキートも進化しているのかも知れません。
日本人の柔肌なんて、アフリカンモスキートにしてみれは、イージーモードでしょうね(笑)
私もよく肌をボコボコにされたものでした。
日本でもそうだと思いますが、蚊に刺されるケースで一番多いのは就寝時。
そのため、日本でも昔は蚊帳がよく使われていましたね。
それはもちろんアフリカでも同様で、蚊帳はとても重要なマラリア対策のアイテム。
その蚊帳をルワンダでは国内製造していこうという流れです。
さすがアフリカのIT先進国ルワンダといいましょうか、ちゃんと国内経済のことをしっかり考えている動きですね。
他のアフリカ諸国でも、昔はもちろん、国内に蚊帳の製造業者はいました。
しかし、その蚊帳の製造業者は駆逐されてしまったという事例もあります。
なぜ駆逐されてしまったのか?
それは安易なボランティアが発端になってしまっていた事例があります。
どこかの慈善事業団体が、あら、マラリアで命を落とすなんて可哀想だわ!私たちが救ってあげましょう!さぁ蚊帳を持ってきたわよ!これで予防できるでしょ?あー、いいことしたわ。
みたいな感じで(笑)、蚊帳を無料で配ってしまいました。
無料でもらえるのなら、わざわざ買わないですよね?
蚊帳の需要はあるのに、購入者が居なくなってしまったので、その地域の蚊帳の製造業者は廃業に追い込まれました。
そんな感じで、安易なボランティアは、その国の経済を破壊してしまうこともあるんですね。
ルワンダは国内製造をすることで、自国の経済に役立てようとしています。
ルワンダのVision Garrment社は2019年末までに1,000人の雇用を創出すると予想されています。
国内で蚊帳を生産することは、マラリアによる死亡を劇的に減らすことが期待されています。
蚊帳とは別に、同社は月に88メートルトンの衣料品も生産すると当局者は述べています。
どちらの動きも、輸出の増加と対外援助からの引き離しによって外貨収入を増やすという政府の野心に弾みをつけるでしょう。
ルワンダは確実に自立に向かっているようです。
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