アフリカのeコマースJumiaがニューヨーク証券取引所への上場に向けて登録申請書を提出。
https://qz.com/africa/1571791/africa-e-commerce-jumia-files-for-ipo-on-new-york-stock-exchange/
Jumiaはフランスの起業家Sacha PoignonnecとJeremy Hodaraによって設立された会社です。
記事によると、
Jumiaは、米国証券取引委員会(SEC)の公募によるニューヨーク証券取引所へのIPOの開始を申請しました。
IPOは、アフリカ大陸の電子商取引およびハイテク企業にとって最初のランドマークです。
しかし反面、Jumiaのドイツの親会社であるRocket Internetが、同社の残りの株式を売却したことによるJumiaからの撤退の可能性を示す可能性もあります。
上場のスケジュールや株価など、IPOの詳細に関する詳細は、今後数週間で決定される予定です。
Jumiaがアフリカで最初のハイテクユニコーンとなることが広く期待されています。
これはベンチャー資金による企業で、10億ドル以上の価値があります。
ニューヨーク証券取引所でJMIAとして取引される予定です。
株主への売り込みの一環として、Jumiaは2018年12月に400万人のアクティブな顧客を抱える「アフリカの複数の地域で成功して運営されている唯一のeコマース事業」であると自負しています。
2016年には、フードデリバリー、不動産、ホテル、フライトの予約など、Rocket Internetのアフリカのオンラインビジネスの一部がJumiaブランドに再編成され、8300万ドルを突破して10億ドル規模の評価に達しました。
保険会社AXAからの8%出資のための投資も受け、また、Jumia Logistics(在庫部門)やJumia Pay(支払ソリューション)などのアドオンサービスも追加資産として記録されています。
しかし、同社のSECファイリング文書によると、同社のアフリカモデルでは、これまでに毎年数億ドルもの損失が発生しており、同社が生み出すことのできる収益をはるかに上回っています。
2018年12月31日現在、この申告によると、同社は10億ドル近くの損失を累積しています。
2018年のJumiaの損失は、わずか1億4,960万ドルの収入で、1億9,520万ドルにまで拡大しました。
とあります。
アフリカのeコマース事業は、物流インフラの未整備や、支払い等の信頼感の懸念から伸び悩んでいるものの、急速な経済発展に伴い、その市場はかなり拡大してきています。
事実、私のガーナの友人も、自分が欲しくてガーナ国内にない商品などは、インターネットを通して、アリババや百度のサイトから購入しています。
この点、中国は、このような草の根のビジネス展開まで行っていますので、こういう点は見習わなくてはいけません。
そんなeコマースがアフリカで盛り上がりを見せるであろう中、Jumiaの展開国は、
ナイジェリア
エジプト
モロッコ
ケニア
コートジボワール
南アフリカ
チュニジア
アルジェリア
カメルーン
ガーナ
セネガル
タンザニア
ウガンダ
ルワンダ
と、アフリカの主要国を押さえており、現状は赤字続きであるものの、ニューヨーク証券取引所への上場によって得られるであろう資金で、活性化を図りたいというのはよくわかります。
Jumiaが果たして上場できるのか?
できたとして、初値はどれくらいになるのか?
得られた資金をどう活用するのか?
個人的に楽しみな案件です。
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