スズキ、豊田通商、CFAOの3社がガーナで自動車生産および販売を開始するため合弁会社を設立へ。
https://www.pulse.ng/bi/tech/toyota-suzuki-and-cfao-announce-a-joint-venture-to-produce-cars-in-ghana/d4y8hk7
トヨタがトヨタとしてガーナに進出というわけではありませんが、小型車人気が高まっている中での協業関係にあるスズキを核にした進出。
ちなみにCFAOとは、アフリカを中心にビジネスを展開するフランス最大の商社です。
記事によると、
ガーナのAkufo-Addo大統領は当局者の意見に答えながら、ガーナで活気に満ちたダイナミックな自動車産業を発展させることに関心があることを明らかにし、そのためにいくつかのイニシアチブをとってきました。
とあるように、ガーナは自動車産業に力を入れています。
その証拠に、以前にも複数回このブログでも触れていますが、元々ガーナには、カンタンカという自国の自動車メーカー(と言っても実質は組立工場ですが)があります。
※この写真は、下記ブログよりお借りしました。https://ameblo.jp/chiakingoood/entry-12342596918.html
そのカンタンカの存在により、アフリカ人でも自動車が作れるんだ!ということを証明してみせたと言っても過言ではないでしょう。
その流れがあってかなのか、ドイツのフォルクスワーゲン、中国のシノトーク、日本の日産自動車、フランスのルノーもガーナで組立工場の設立を始めようとしており、今回はいよいよトヨタと協業という形でのスズキの進出。
ガーナは西アフリカ地域に位置しており、地理的に日本からは遠いため、ケニアやタンザニアといった東アフリカ地域に比べると、日本企業の進出は、これまでは少なめでした。
しかし、将来的なことを考えると、西アフリカ地域は、ナイジェリアというアフリカ最大の経済大国があり、ニジェールという今後アフリカ最大の人口増加率を誇るであろう国を抱えているため、経済の伸び率はかなり高くなることが予想されます。
さらに地理的に、南米への輸出というアプローチも取りやすい位置にありますので、政治的に安定しているガーナに製造拠点を持つというのは至極合理的ですね。
世界の工場という呼称が、中国から東南アジアに移ってきていますが、その流れはアフリカにも既に来ているようです。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
ポチしていただけると喜びます(≧∀≦)