ガーナ中央銀行が破綻状態にあるマイクロファイナンス347社のライセンスを取り消しなど破綻処理を行い金融システムを正常化へ。
https://www.graphic.com.gh/news/general-news/bog-revokes-licences-of-347-microfinance-companies-only-137-now-in-good-standing.html
マイクロファイナンスとは、貧しい人たちに向けた、無担保で少額のローンを貸し出す金融サービスのことを言います。
一般的にその金利は、年率で20〜40%くらいと高いですが、銀行にアクセスできず、一般の金融機関から借りられない、いわゆる個人事業主や女性などにとって必要な存在でもあります。
マイクロファイナンス事業者は、主に投資家(預金者)から資金を集めて、それを原資として貸し出すことで金利の利ざやを得ます。
イメージ的にはミニ銀行です。
ガーナでも、特に地方でマイクロファイナンスは活発で、私のガーナ人の知人もマイクロファイナンス業をしていました。
記事によると、
多くの認可されたマイクロファイナンス会社は、深刻な資本不足、および預金者に提供された高くて持続不可能な金利による運用コストの高騰の結果として、2014年から危機の兆候を示し始めました。
また、不適切な貸付や投資慣行を引き受け、過度の損失、プライベートで不採算かつ投機的なベンチャーへの顧客預金の転換、一般的な健全性規範の遵守違反、不十分なコーポレートガバナンス、弱い内部統制および詐欺につながった。
などとあります。
記事には色々と書いていますが、一言で言うと、どんぶり勘定の業者が多かったということでしょう。
それにより、預金者のお金が引き出せないなどといった混乱が各所で起こり、ライセンスを発行した監督庁が、ヤバそうなところの免許を取り消したってことですね。
至って正常な流れです。
放置せず、しっかり国が管理するということができていますので、ガーナはアフリカの中でもまともです。
おかしな点もたくさんありますが、相対的にまともです(笑)
金融の安定化は経済発展に不可欠ですから、今回の件でしっかりルールづくりがされて、良質なマイクロファイナンスが血流の役目を果たしてくれるといいですね。
🍀🍀🍀🍀🍀🍀
ポチしていただけると喜びます(≧∀≦)