ナイジェリア中央銀行が民間銀行に対して預貸率60%以上を義務化。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-07-04/nigeria-sets-minimum-loan-to-deposit-ratio-to-spur-bank-lending
記事を抜粋すると、
ナイジェリアの銀行は主要な新興市場で最も消極的な貸し手の1つであり、平均預貸率は60%を下回っています。
ブルームバーグがまとめたデータによると、それはアフリカ全土の78%よりも明らかに低い。
南アフリカでは90%以上、ケニアでは約76%の預貸率があります。
とあります。
ナイジェリアの銀行はリスク回避に向かっている傾向にあり、預貸率の低さは、ナイラ債などの国債購入に向かっているようです。
資金は経済の血液ですから、銀行で塞きとめるのではなく、市中に回したほうが経済活動は潤滑になります。
しかし、預貸率が高くなりすぎると、当然貸倒率も高くなってきますので、銀行はバランスを見るわけです。
ちなみに下記は、日本の銀行の預貸率の推移です。
日本もリスク回避傾向にあるようです。
日本は残念ながら、人口も経済も縮小傾向にありますので、あまり大きなチャレンジができない停滞感が漂っています。
しかしナイジェリアは、今後の人口爆発と、それに伴うさらなる経済成長が見込める国ですので、資金はどんどん市中に回したほうがいいですね。
国として、中央銀行としての今回の義務化はいいと思います。
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