ヤマハ日高社長「アフリカの売上を10年後に倍増、将来的には欧米に匹敵へ」
https://s.response.jp/article/2019/07/30/325029.html
ヤマハがアフリカ市場に本気を出してくるようですね。
一部記事を抜粋すると、
「人口が増加し、経済成長の歩みを進める中でアフリカの人々の生活も大きな変化を見せている。
サハラ砂漠以南の地域ではすでに携帯電話が72%まで普及が進み、その携帯電話を使ったモバイル送金サービスの取引量も18億ドルに迫る勢い。
このようにデジタルトランスフォーメーションが加速度的に進展する中で、私たちも従来の地道なビジネススタイルに加え、デジタル領域の新たなビジネスモデルにチャレンジすることで事業の拡大を計画している」と述べた。
その一環としてヤマハは2019年6月にナイジェリアでバイクタクシーや物流事業を展開するスタートアップ企業のマックス社に資本参加した。
ヤマハの先進技術本部NV事業統括部の白石章二統括部長によると「マックス社の首都ラゴス以外の地域でのサービス拡大と、ヤマハのラゴス以外の地方都市へのモーターサイクル拡販ニーズとが一致。
ラゴス以外の地域での共同マーケティングを展開していく」とのことだ。
またヤマハの無人ヘリコプターを活用した現地企業との協業も進行中だ。
ケニアのナイロビ空港を拠点に航空貨物事業を手掛けるアストラルアビエーション社の子会社と、同国内での無人ヘリの飛行実証や顧客開拓で契約を締結。
すでに活動を開始しているという。
さらに「共同での事業立ち上げに向けて協議を進めていく」と白石部長は明かしている。
ヤマハのアフリカでの事業規模は年間100億円。
これに対しヤマハの主要市場であるアメリカが4000億円、ヨーロッパとインドネシアがそれぞれ3000億円前後となっている。
しかし日高社長は「将来的にはアフリカ全土でいけばこれらを超えてくるだろうと考えているが、その時間軸がどれくらいのタイミングというところが図りづらい。
我々は2030年までの長期ビジョンを出しており、少なくとも2030年までの時間軸でみれば、今の100億円の規模を2倍以上にはしたい」と期待を寄せていた。
とあります。
アフリカは銀行口座を持っている人口はまだ少なく、それに反比例するかのように、携帯電話周りのモバイルマネー系のサービスは爆発的に伸びています。
ヤマハの日高社長が言われるように、アフリカにおいて、デジタル領域の新たなビジネスモデルのポテンシャルはおそらく日本の比ではないでしょう。
なぜなら、不便なところにこそ、その真価は一気に波及するからです。
ヤマハは世界的にも有名なバイクメーカーでもありますが、実はアフリカではヤマハのバイクはあまり見かけません。
自動車の分野では、トヨタは頻繁に見かけますが、自動二輪の分野でのヤマハはあまり見かけません。
事実、アフリカでの事業規模が100億円程度ということで、アメリカやヨーロッパ市場の1/40、1/30程度に留まっている模様。
メーカー名は忘れましたが、アフリカでの自動二輪車のシェアは、ヨーロッパ系のメーカーが強く、その牙城を崩すのはなかなか容易ではないのでしょう。
そこでヤマハは、自動二輪車の販売も増やしながら、デジタル領域の新たなビジネスモデルにもチャレンジしていく構えなのでしょうね。
ヤマハのチャレンジ精神、いいですね(・∀・)
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