ナイロビ証券取引所が深圳証券取引所と提携へ。ケニアのスタートアップ企業への資金調達や育成機会を得ることを目指す。
https://www.businessdailyafrica.com/markets/marketnews/NSE-firms-eye-China-bourse-for-funding/3815534-5244160-vtsvjoz/index.html
記事によると、
ナイロビ証券取引所(NSE)は、10月に深圳証券取引所と取引を結び、ケニアの高成長新興企業が現金を調達し、中国の技術革新のハブで育てられる機会を開きます。
NSEは火曜日、深圳からのチームがナイロビを訪問し、ナイロビ証券取引所のイブカと深圳ChiNextの間のコラボレーションを可能にする覚書を固めると述べた。
急速に成長している革新的なビジネスにそれほど厳格ではない上場基準を提供しているChinextは、米国のシリコンバレーに匹敵するハイテク新興企業のハブとして急速に成長しています。
「ここには中国人の人口が増えていますが、それ以外にも、地元企業は株式市場を通じて中国から直接利益を得ることができます」とNSEの事業開発責任者であるデイビッド・イルングは述べました。
「私たちはケニア内で資金調達を必要とする多くの新しいイニシアチブと革新を促進することを検討しており、中国からの資金提供が可能です(コラボレーション)。中国市場にもアクセスできます。」
とあります。
深圳は約20年前くらいまでは、しなびた漁村にすぎず、人口は約3万人くらいの特に何もない単なる田舎でした。
深圳は香港と隣接していますが、深圳のそんな時代に、香港は既に世界に名だたる金融都市として大発展しており、力関係は圧倒的に香港のほうが上でした。
それが今や香港は呑み込まれる側になり、人口も香港約700万人に対し、深圳は約1300万人。
深圳はファーウェイやテンセントといった巨大IT企業を生み出し、深圳で作れないものはないと言われるほど、中小の部品工場も多く、トライアンドエラーの繰り返しで開発スピードもめちゃ早です。
日本のように、こだわりすぎた完成形に固執して、販売時期にはブームが去っているみたいな形ではなく、7〜8割の完成度で市場に出し、市場の反応を見ながら臨機応変に改良を重ねているやり方。
このやり方で、開発費を回収しながらさらに開発するというサイクルを繰り返しているため、その圧倒的スピードで日本企業を瞬く間に凌駕していきました。
そんな開発力とスピードもあり、今や資金も集まる街と大変貌した深圳が、金融面でも力を発揮しようとしています。
ケニアのナイロビは大都会。
人々は既にITを駆使した生活に慣れています。
資金もあり、IT技術も高い深圳。
ナイロビが中国に呑み込まれるのも時間の問題かも。
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