首相のかけ声と裏腹 埋まらない日本とアフリカの距離
https://digital.asahi.com/sp/articles/ASM8062LPM80UHBI01T.html?_requesturl=sp/articles/ASM8062LPM80UHBI01T.html&rm=300
記事を引用します。
「躍動するアフリカは、今やともに成長するパートナー」。
8月末に日本で開かれた第7回アフリカ開発会議(TICAD7)の記者会見で、安倍晋三首相は強調した。
援助から民間投資を中心としたビジネスの活性化を議題の中心にし、日本企業のアフリカ進出を後押しする。それが、日本政府の狙いだった。
会場では、約150の企業や団体が自社の商品や活動を熱心にPR。
6年前に同じ会場で開かれたTICADと比較しても、経済が成長し、人口も急増するアフリカに関心を持つ人は多くなったと感じた。
ただ、中小企業も含めた日本企業が今後、アフリカ諸国にこぞって進出するのかは不透明だ。
アフリカ西部に進出する商社社員は「アフリカは日本から遠い。気軽に出歩けない国も多く、赴任したがらない社員も少なくない」とぼやく。
距離や文化が比較的日本に近いアジア各国と違い、現地の信頼できるパートナーを見つけられずに撤退を余儀なくされる企業も出ている。
そもそも、鉄道や道路などのインフラは、一部の国を除いてまだまだ整っていない。
来日したアンゴラのロウレンソ大統領が「汚職問題は、我々の主要な課題だ」と認めるほど、役所での手続きは苦労も多い。日本企業はリスクを懸念して、二の足を踏んでいる状況だ。
日本企業のアフリカでの拠点数は、2017年時点で795拠点。
国別で見ると、インフラがある程度整う南アフリカ(282拠点)が圧倒的だ。
アフリカ20カ国以上で取材した実感としても、日本の現地での存在感は、自動車産業などを除いて極めて薄い。
TICAD会期中、日本では関連記事が各メディアで大きく報じられた。
一方で、南アフリカの地元紙では記事はほぼ皆無。
大々的に報道されていた昨年の「中国アフリカ協力フォーラム」とは、大きな違いだ。
来日したケニアのメディア関係者も「注目度は高くない」と漏らした。
日本とアフリカの距離を感じた。
次回会合は3年後だ。
会議の時だけでなく、アフリカへの関心を維持できるか。その姿勢が問われている。
とあります。
日本人のフロンティアスピリットは年々低下しているようです。
インフラがー、インフラがーって、よく耳にしますが、インフラが整ったらみんなが来ますので、その時にはもうチャンスはありません。
インフラが整っていない地域に魅力やチャンスを見出す視点が持てないと、中国はおろか、韓国にもアフリカでは敗北したままですね。
アフリカ開発会議については、中国は日本よりも後発組でしたが、今や存在感は象とネズミどころか、象とミジンコです。
アフリカは年々成長しているのに、アフリカに対する日本は、その影響力は年々低下しています。
日本人は賢くなりすぎて、守りに入りすぎました。
日本人はリスクを危険と訳しているかのような行動を取ります。
逆に中国人はリスクをチャンスと訳しているかのような行動をとっているように見えます。
その守っているもの、いずれ腐るということを理解して新たなものを取りに行かないと、気づいた頃には何も持っていないことになりかねません。
私は危機を感じるので、新たなものを取りに行きます。
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