タスカーで知られるケニアの最大手ビールメーカーKBLと最大手通信会社サファリコムが提携、ビール流通にIoTを導入。
記事によると、
モノのインターネット(IoT)で、ケニア醸造会社(KBL)がケニアで製品を小売する方法を変えることが期待されています。
KBLとSafaricomのパートナーシップで、両社はKBLのクーラーを全国的に接続し、強化するために協力することを発表しました。
接続されたクーラーには、モノのインターネット(IoT)を活用するセンサーが配線されています。これは、データを収集および交換する「スマート」デバイスの相互ネットワークです。
クーラーの追跡
それらは、全国の小売業者および小売店に無料で提供されます。
KBLのマネージングディレクターであるJane Karuku氏は次のように述べています。
「長年にわたり、消費者へのルートをより効率的にすることを目指してきました。
彼女は、製造とロジスティクスの最先端になるように技術を改善する方向に向かっていると付け加えました。
「私たちは、消費者が自分たちの製品を思い通りに楽しめるように、市場での努力も倍増しています。また、このプロジェクトにより、クーラーを追跡して投資する能力を拡張できるようになり、既存の製品とイノベーションが最小限のコスト、遅延、無駄で消費者に届くことを願っています。」
Safaricomのチーフエンタープライズビジネスオフィサーであるリタオクテは、クーラーにインストールされたデバイスで構成されるIoTソリューションを開発したと述べました。
これらの洞察は、KBLがクーラーを最適化するのに役立ちます。
「たとえば、KBLディストリビューターは、資産がどこにあるか、資産が使用中かどうか(オン/オフ)、資産が最適な温度にあるかどうか、クーラーのドアを開けた回数を知ることができます。すでに2,000以上のクーラーが接続されています」と彼女は付け加えました。
大手通信会社は、ビジネスの効率を改善し、コストを節約し、エンドユーザーに付加価値をもたらすソリューションを提供することで、ビジネスに最適なデジタルパートナーを目指して2020年を迎えると述べています。
コネクテッドクーラープロジェクトに加えて、KBLは既に小売業者と取引する際にM-Pesaと取引するディストリビューター間でキャッシュレス支払いモデルを推進するためにSafaricomと提携しています。
スマート水道メーターと動物追跡システム
また、Safaricomは、IoTを活用してスマートな水道メーターと動物追跡システムを提供することにより、貴重なソリューションをもたらすことを計画しています。
新しいモノのインターネット(IoT)ネットワークは、Safaricomの既存の4Gネットワークを活用します。
(後略)
とあります。
アフリカはご存知の通り暑い地域が多く、冷却機能は必須です。
しかし、電力供給はまだまだ不安定な地域も多く、食品等が無駄に廃棄されたり、病原菌増殖の元になったりもします。
そんな中、IoTによって電力の無駄を省き、効率的に冷却機能を商品に付加し続けるというこの動きは、ビール等の飲料のみならず、アフリカの食品流通を変えるかも知れませんね。
近い将来、アフリカの奥地のレストランでも、江戸前寿司が食べられる日が来るかも知れません。
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