アフリカのスタートアップの調達額が年間13億ドル、過去最大に
https://forbesjapan.com/articles/detail/31683/1/1/1
以下、記事を引用します。
アフリカのスタートアップの動向を伝えるメディア「WeeTracker」によると、2019年にアフリカのスタートアップが調達した資金の総額は、過去最大の13億4000万ドル(約1450億円)に達した。中でもフィンテック関連の調達額は6億7873万ドルに及んでいた。
WeeTrackerがまとめた報告書「Decoding Venture Investments In Africa 2019」によると、昨年資金調達を行ったスタートアップは427社に達し、全体のわずか6%の企業がトータルの出資額の83%を得ていた。
427社のうち75%がナイジェリアやケニア、南アフリカの企業だった。セクター別ではフィンテック分野が最大の出資を受けていた。
国別のランキングでは、1位のナイジェリアが6億6324万ドルの資金を集めており、ケニアや南アフリカがそれに続いた。
ケニア企業の調達総額は、前年から283.64%の伸びだった。ナイジェリアとケニアの2国の企業に注がれた資金の総額は10億9000万ドルに達し、アフリカ全体の資金調達額の81.49%を占めていた。
アフリカのスタートアップ企業への出資額のトータルは、2018年が7億2560万ドル、2017年が2億300万ドルだった。
とあります。
アフリカにもスタートアップ資金が集まってきており、起業家が増えてきているのはとても喜ばしいことです。
さらにフィンテック分野に大きな資金が流れているというのは、アフリカは世界の潮流に遅れることなく、しっかりと先進分野の産業が花開き始めているというのもポイントですね。
アフリカ全体のスタートアップ資金調達額は13億4000万ドル(約1450億円)。
一方、日本はどうかというと、国内スタートアップへの出資額は3800億円を突破し、5年連続での最高額を達成。
日本はアフリカ全体の約2.62倍の規模。
日本のほうがまだまだ圧倒的に多いですが、ちなみにアメリカにおいては約10兆円という桁違いの規模なので、日本もまだまだです。
一応GDPで比較してみると、アフリカ全体のGDPが約2兆3120億ドルに対し、日本のGDPは約4兆9717億ドルと、日本はアフリカ全体に対して約2.15倍の規模。
比率だけで見ると、アフリカのほうに資金が向かいつつあるような感じを受けます。
さらに、これは詳細まで調べたわけではなく、私の想像も含まれますが、アフリカは主に国内からの調達ではなく、外国のベンチャーキャピタルからの投資が多い一方、日本は主に国内ベンチャーキャピタルからの調達のほうが多い。
グローバル社会で外貨獲得は重要なポイントですから、その点を踏まえると、日本は日本でガラパゴスしていますが、世界のお金は日本よりアフリカに向き始めている様子がうかがえます。
日本はまだまだ内需がありますが、世界最強のパスポートを取得できる権利があるのに、約25%しかその権利を行使していない内向きなマインドが、今後どのような影響を及ぼしてくるのかが若干心配になります(^^;;
まぁ、心配だけしていても仕方がないので、私個人としては、今後もなるべくアフリカを始めとした新興国に目を向けて行きたいと思います。
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