南アフリカは全国ロックダウン終了の4月30日に向けて段階的に規制を緩和し、迅速に構造改革を行うことを決定。
https://www.bloomberg.com/news/articles/2020-04-18/south-africa-to-gradually-ease-regulations-after-lockdown
記事によると、
南アフリカは、国家の封鎖後に活動を再開するために、さまざまなセクターの規制を徐々に緩和し、経済の回復を助けるためにいくつかの構造改革を迅速に進めることに取り組みます。
大統領調整会議は土曜日に「ロックダウン期間の完了時に経済活動の再開へのリスク調整アプローチの必要性に同意した」と大統領府は声明で述べました。
シリル・ラマフォサ大統領が議長を務めるバーチャル集会は、「収入の損失を被った多くの南アフリカ人が被る社会的苦痛の救済の必要性に特に重点を置き、全国的な封鎖の実施における進展と課題について議論した。声明によると、水不足や水へのアクセスがない人」。
南アフリカは、当初予定されていた21日間から延長された5週間の国家封鎖の23日目です。
制限により、基本的なサービスを除くすべての経済活動が最初に停止しましたが、協同統治大臣Nkosazana Dlamini-Zumaは今週、鉱山が50%の能力で作業を再開できると発表しました。
中央銀行は、経済が今年6.1%縮小し、4月末まで規制を維持することを決定した後、4月14日に記録的な最低金利に引き下げると予測しています。
理事会はまた、内閣に対し、4月20日を検討するよう勧告しました。
それらは、地方自治体の経済復興計画と回復マップの必要性に関係しています。
「南アフリカの経済への影響がすべての社会的パートナーに必要とされるであろう介入のペースと規模に依存するであろうという会議は満場一致でした」
「これには、特定された構造改革の実施を迅速に追跡する必要性が含まれます。」
労働組合の代表は金曜日に国家経済開発労働評議会の特別会議でラマフォサに、一時的に解雇された労働者を補償するための400億ランド(21億ドル)の基金が十分に速く分配されておらず、福祉のための1700万人がもっと必要であると語る。
大統領評議会は、「中期的に経済活動を誘発するためにより多くの現金が家計の手に渡ることを保証するための措置が講じられるべきであることに同意した。」
とあります。
南アフリカは、アフリカ大陸で一番多い感染者数を出しています。
その数は3月23日現在で3953人で、死者数は75人。
致死率は約1.9%なので、日本(約2.5%)よりも低く抑えられています。
ちなみに、ヨーロッパに近い北アフリカ地域の国では、
エジプトが感染者数が3891人で死者数が287人(致死率約7.4%)
モロッコが感染者数が3568人で死者数が155人(致死率約4.3%)
アルジェリアが感染者数が3007人で死者数が407人(致死率約13.5%)
と、南アフリカよりも致死率が高い数値を示しています。
ついでに感染大爆発のヨーロッパを見てみると、
イタリアが約13.6%
スペインが約10.4%
フランスが約13.8%
イギリスが約13.6%
ホントに先進国なのか?とさえ思ってしまう数字。
ちなみに、PCR検査を勧めたがるメディアや著名人たちが、見習え見習えとよく引き合いに出すドイツの致死率は約3.6%。
日本よりはもちろん高く、サブサハラアフリカとの比較でもドイツの致死率のほうが高いです。
そのような計算もあってなのかどうかはわかりませんが、コロナ以前から経済が低迷してきていた南アフリカでは、経済活動再開に向けた動きが出てきました。
経済が死ぬと、その影響で増える死者数はコロナの比ではないので、南アフリカの感染度合いと経済のバランスを考えたこの動きは間違いではないと思います。
今のところ、アフリカ、特にサブサハラアフリカでは、コロナに対して耐えています。
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