アフリカで強いブランドTOP100
毎年アフリカビジネスパートナーズさんで発表されている、アフリカで強いブランドのTOP100の2019年版が発表されています。
注)
赤の網掛けは日本企業
灰の網掛けは上位10ブランド
差分は、2011年(または2013年)の結果と比較して、青が順位の上昇、赤が下降を示す。矢印の本数は、1本は10~19、2本は20~29、3本は30以上の変動
調査対象国:27カ国。エジプト、モロッコ、チュニジア、DRC、カメルーン、ベナン、ガーナ、リベリア、ナイジェリア、コートジボワール、セネガル、シエラレオネ、ケニア、ルワンダ、エチオピア、タンザニア、ウガンダ、南アフリカ、アンゴラ、マダガスカル、マラウイ、モザンビーク、+5カ国
調査方法: 携帯SMSによる調査
出所:African Business
文化圏から、アメリカやイギリス、フランス、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパブランドが強いですが、日本人として気になるのはやはり日本企業。
トヨタやソニー、ホンダや東芝など、自動車メーカーと家電メーカーがほとんどで、個別に見ると、2011年時点から確実に順位を落としているのがわかります。
2019年の順位では、日本企業のトップはトヨタが全体の11位と1桁順位に入らなかった一方で、韓国のサムソンが3位、中国のテクノが5位の後塵を拝していて、トヨタは2011年時は4位だったことを考えると、なんだか寂しい気持ちになります。
私がガーナに住んでいたのは2011年〜2014年頃で、その頃ですら既に下記のような状況でした。
そこからさらに日本ブランドは順位を落としているようで、アフリカでも日本のプレゼンスは確実に落ちているので、今後の巻き返しを期待したいところです。
あと個人的に全体をパッと見て感じたのは、スポーツ系やIT系などの若者が好みそうなブランドが多くランクインしている点。
アフリカ諸国の人口ピラミッドを見ても一目瞭然ですが、アクティブな若者層の人口が多いので、この時期に認知度を高めてブランド力をつけておくのは重要な感じがするのですが、日本企業も頑張ってもらいたいところです。
あと面白いのが、アフリカの多くの国で実店舗がないなど、実際に売られていないブランドがランクインしている点。
ネットでの情報収集が既にアフリカでも日常になっている所以かも知れません。
あとは、Jumiaが2018年に初ランクインしてから順調に順位を伸ばしている点や、アリババが初ランクインしてきたところを見ると、アフリカでも確実に、ネット通販やデリバリーサービスが根付き始めてきているサインですね。
そして個人的に期待したいのがユニクロの展開。
ザラやH&Mが上位に来ているので、既にアジアではファストファッションの覇権を取った感のあるユニクロのアフリカ席巻を期待したいところです。
そういえばデニスが、ユニクロ早よって言っていたなぁ。
ヒートテックは売れないと思うけど、エアリズムはブームになりそう。
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