Facebook傘下のメッセンジャーアプリWhatsAppがオンライン購買と事業者向けホスティングサービスを開始へ。
https://www.reuters.com/article/facebook-whatsapp-ecommerce-int-idUSKBN2771XF
記事によると、
Facebookは、WhatsAppメッセージングアプリがアプリ内購入とホスティングサービスの提供を開始すると発表しました。
これは、会社全体のeコマースインフラストラクチャをまとめながらアプリからの収益を増やすためです。
世界最大のソーシャルメディア企業は、InstagramやWhatsAppなどの高成長ユニットからの売り上げを伸ばそうとしています。
これらは2014年に190億ドルで購入しましたが、収益化は遅れています。
この変更により、WhatsAppは、5月に立ち上げられたオンラインストアであるFacebook Shopsを介してWhatsApp内で製品を販売し、Facebookのアプリ全体で統一されたショッピング体験を提供できるようにします。
同社はクラウドコンピューティングセクターにも参入し、カスタマーサービスメッセージングツールを使用する企業に、これらのメッセージをFacebookサーバーに保存する機能を提供します。
WhatsAppの最高執行責任者であるMattIdemaはインタビューで、ショッピングツールは今年から展開を開始し、メッセージホスティングは2021年に利用可能になると述べました。
Idemaは、WhatsAppが無料でホスティングサービスを提供し、新しい有料顧客をエンタープライズツールに引き付けようとすると述べました。
このツールは、配信されるメッセージごとに0.5セントから9セントを請求します。
このアプリの顧客ベースは数万の比較的小規模ですが、数千万は中小企業向けのより限定された無料ツールを使用しています。
合計で、1億7500万人以上がWhatsAppで毎日ビジネスとやり取りしているとIdema氏は述べています。
「Facebook全体と比較すると、今日の収益は少ないですが、チャンスはかなり大きいと思います」と彼は言いました。
Idemaは、新しいホスティングサービスを使用している企業とのチャットでは、それらの会話が別の場所に保存され、アプリのエンドツーエンド暗号化によって保護されていないことを明らかにすると述べました。
Facebookは、サーバーでホストされているメッセージデータを他のビジネス目的に使用しないだろうと彼は付け加えました。
とあります。
日本でメッセージアプリと言えばLINEが主流で、WhatsAppを日常的に使っている人はかなり少ないと思いますが、世界的にはシェアNo.1のメッセージアプリです。
アフリカでもシェアNo.1です。
既に多くのユーザーのスマホに入っていて、日常的に使用されていることから、インフラは出来上がっている状態と言えます。
eコマースですから、競合はAmazonや、中国なら百度、日本なら楽天、アフリカならJumiaあたりになるんでしょう。
日本だとLINEショッピングのような感じなのだろうと思いますが、LINEショッピングはまだまだAmazonや楽天、ヤフーショッピングあたりにも及ばないところを見ると、WhatsAppのeコマースはどのようになるでしょうか。
餅は餅屋なのか、インフラ保持者が有利なのか。
サービス合戦は消費者にとってはありがたいですが。
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