名創優品(メイソウ、MINISO)の上場とアフリカからの逃走
https://note.com/umemoto_abp/n/ne1b2baa08808
上記日本語の記事ですので、お時間ある方はお読みいただけたらと思います。
MINISOは紛れもない日本模倣ブランドでありながら、ニューヨーク証券取引所に上場を果たしたれっきとした中国企業です。
こんなんでも上場できてしまうニューヨーク証券取引所っていったい、、、と思ってしまうほど、MINISOのやり方はいかにも中国らしく、イラッとしつつも呆れる感じです。
下記、ポイントだけザクッとピックアップします。
◉商品のパッケージには「本社: 渋谷区神社前」と記載されていますが、上場に当たっての登録申請書(目論見書)には、本社は広東省と書かれています。
◉MINISOは、中国で2,000店舗まで拡大した後、海外展開を活発化させます。店舗数では4割、収益では33%が海外です(2020年6月期)。
◉世界の工場中国を強みにMINISOがすべての商品を調達し、店頭在庫含むすべての在庫を持ちます。フランチャイジーはMINSOから商品供給を受けて、売れたら販売金額の62%を上納します。残りの38%から家賃、人件費、プロモーション費などを負担し、さらにブランドライセンス料、経営指導料をMINISOに払います。
◉中国で余剰となった在庫を、処分のためにアフリカに送ってきたような品揃えだなと思っていました。
◉南アフリカ、ケニア、ナイジェリア、タンザニア、ウガンダの5カ国からは、すでにMINISOは撤退したようです。
おおむね1年~2年で撤退したことになります。
目論見書によると、これら5カ国の事業は2020年6月までに売却が完了しています。
◉特に南アフリカに関しては、ほぼだまし討ちのように撤退したようです。
◉フランチャイジーは完全にMINISOに商品供給を依存しています。売るものがなければ家賃などの固定費を払うための資金も得られません。つまり、MINISOはフランチャイジーのキャッシュフローを握っており、兵糧攻めができるわけです。
◉フランチャイジーは、商品を供給して欲しい、南アの市場に合ったものを入れて欲しいと訴え続けていたようですが、逆に売れない商品を引き上げるといって店頭在庫を持っていかれたそうで、閉店を余儀なくされた店もでていたようです。
◉幹部が南アフリカを去ったあとに、南アのマネージャーに送ったというWhatsappメッセージ。
『ごめん!残念だけど、頑張ったけど、赤字と負債がひどくて店閉めるしかなくなってしまって。弁護士に頼んであるから!今日をもって従業員全員解雇です。解雇のあれこれ、やっておいてもらえますか。できるよね。』
◉フランチャイジーは、契約にあたってMINISOにデポジットを納めなければなりません。南アにおいては200万ランド(1,300万円)で、加えて店舗装飾費として250万ランド(1,600万円)を負担したようです。
◉しかしそのデポジットを調達するにあたり、フランチャイジーは創業者Ye Guofu氏が関わっているとされる(本人は否定)、オンライン個人間融資サービスの分利宝を用いていたと言われています。
◉分利宝は、MINISO上場直前の今年7月という絶妙なタイミングに解散したと発表されています。
ところで、そうやって騙された?南アのフランチャイジーの中には、今度は、MINISOのパクリめいた、中国YOYOSOのフランチャイジーになろうとしている会社もあるようです。
そっくりです。どっちも凝りませんね。。
◉ちなみに、MINISOの目論見書には投資のリスクとして、「消費者が当社ブランドをよく理解していないがゆえに、MINISOを『日本のブランド』だと誤解するリスクがあります」と書かれていて、みごとな責任転嫁ぐあいにちょっと笑ってしまいました。いずれにせよ、今後は中国企業としてやっていくようです。
ザクッと引用おわり。
まぁもう笑っちゃうくらい呆れる会社ですが、こんな実情でもニューヨーク証券取引所に上場できるというのは、なんだか違う力が加わっているんかな?と邪推したくなります。
しかし、逞しいことには変わりなく、最初は金儲けのためにプライドそっちのけで日本をパクり、ブランドが浸透してきて、さらに金儲けができる上場のタイミングでプライドを押し出す。
日本を利用するだけ利用して、必要なくなったらポイっ!
この思想はどこから来るのかを日本人としてはキチンと理解しておいたほうがいいかも知れません。
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