中国がアフリカ諸国への環境に関する協力を強化するために環境協力センターを立上げ。
https://www.chinadaily.com.cn/a/202011/25/WS5fbcf9c8a31024ad0ba962de.html
記事によると、
国の最高の環境当局は火曜日に北京で中国アフリカ環境協力センターを立ち上げ、環境問題に関するアフリカ諸国との中国の協力を強化しようと努めました。
「中国とアフリカの人々は、美しい環境と豊かな生活を楽しみたいという共通の願いを共有しています。環境部門は、中国とアフリカにとって重要な協力分野です」と、エコロジーと環境大臣のファン・ルンキウは北京で述べました。
中国はこれまでに南アフリカやエチオピアを含むアフリカ5か国と協定を結び、2015年以降、都市環境管理と水質汚染管理に関するワークショップを通じて900人以上のアフリカ人の訓練に貢献していると述べました。
中国はまた、2011年以来アフリカ13カ国と気候変動への取り組みに関する14の協定に署名し、1万セット以上の超小型衛星発電装置を含むアフリカ大陸の国々が気候変動に対処するのを助けるために大量の小型衛星装置を寄贈しました。
習近平国家主席が2018年の中国・アフリカ協力フォーラム北京サミットで中国・アフリカ環境協力センターを設立するよう呼びかけたことを実行する具体的な行動は、センターの設立が重要なプラットフォームであり、深化を助けるための新しい出発点となるでしょう。
黄氏は、環境問題に関する中国と大陸間の協力を強化すると述べました。
黄氏はまた、中国とアフリカの環境協力対話を組織し、アフリカの環境管理、汚染防止と管理、およびグリーン開発の能力を強化することを目的とした中国とアフリカのグリーン特使プログラムを実施することにより、双方間の政策交換を強化することを提案しました。
中国はまた、環境技術に関する双方の協力を促進するために、中国とアフリカのイノベーションプログラムを促進するための努力をするであろうと彼は述べました。
外務副大臣のDengLi氏は、センターの設立は、中国とアフリカの環境に関する産業と技術に関する情報交換を強化し、環境問題に関する共同研究を展開するための新しいプラットフォームを提供すると述べました。
「アフリカ側との緊密なコミュニケーションと調整を維持し、政策に関するより大きな協力を追求するための強化された努力をすることで、中国はアフリカ諸国とともに、気候変動への世界的な対応にその知恵と解決策を貢献するよう努める」と彼は述べました。
とあります。
いわゆる西欧先進諸国が中心になって進めているSDGs的なことを、中国は積極的にアフリカで行い、アフリカの取り込みを着実に進めています。
この中国がアフリカを取り込んでいく動きは、2000年に入ってから徐々に進行し、2016年にアメリカのトランプ政権が誕生してから加速度を上げている感があります。
トランプ大統領はアメリカファーストを標榜してから、アフリカへの関与は緩くなってしまいましたので、その間隙を縫って中国は確実にアフリカを取り込んでいます。
これらの動きは日本ではほとんど報道されませんので、アフリカの中国化は誰も関心を持っていませんが、確実に日本はラストフロンティアでもあるアフリカ市場を失っていっています。
ちなみに中国は、今現在では53のアフリカ諸国と外交関係を結んでいます。
2013年と2018年に習近平が国家主席に選ばれた際には2回とも、習近平はアフリカを最初の外遊先として訪問しています。
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