ソマリアのモバイルマネー会社Hormuud Telecom Somaliaがソマリア中央銀行から同国初となるモバイルマネーライセンスを獲得。(アフリカニュース)
https://www.reuters.com/article/somalia-telecom/somalia-issues-its-first-mobile-money-licence-to-hormuud-telecom-idUSL8N2KX07T
記事によると、
ソマリアの中央銀行は土曜日に、モガディシュに本拠を置くHormuud Telecom Somalia Incに、国の最初のモバイルマネーライセンスを授与しました。
これは、国のデジタル決済システムを形式化し、グローバル金融システムと統合することを目的とした動きです。
2002年にアフリカの角で事業を開始したHormuudTelecomは、人口が1,500万人を超えるソマリアで約360万人の加入者を抱えており、約300万人がモバイルマネープラットフォームEVCPlusを使用しています。
Hormuudにライセンスを付与することにより、EVC Plusは中央銀行の規制の対象となり、国のモバイルマネーシステムへの信頼を高めるはずであると金融当局の知事は声明で述べています。
「既存のデジタル決済インフラストラクチャを形式化することで、ソマリアの金融システムの世界経済への統合を加速しています」とアブディラフマンモハメドアブドラヒ氏は述べています。
Hormuud Telecomによると、ソマリアで行われるすべての支払いの3分の2以上はモバイルマネープラットフォームを介して行われ、ライセンスはソマリアがキャッシュレス経済になり、広範な偽造に取り組むのに役立ちます。
HormuudTelecomの最高経営責任者であるAhmedMohamud Yuusufは、次のように述べています。
2018年の世界銀行のレポートによると、ソマリアでは1か月あたり約155件のモバイルマネー100万件のトランザクション(27億ドル相当)が記録されています。
「モバイルマネーはソマリアでの現金の使用に取って代わり、ソマリアの成人の70%以上がモバイルマネーサービスを定期的に使用しています」と銀行は当時述べています。
ソマリアは1991年に内戦が勃発して以来不安定でしたが、脆弱な国際的支援を受けた政府は、執拗なイスラム教徒の反乱にもかかわらず、その制度を再構築し、世界の金融システムに復帰しようとしています。
とあります。
アフリカでのモバイルマネーと言えば、ケニアのエムペサが先駆者でもあり超有名ですが、そのようなモバイルマネーの流れはここ数年で一気に広まってきている感はあります。
アフリカではまだまだ銀行口座を持てない層が一定数おり、その理由としては識字率の問題もあるそう。
文字が読めない、書けないというのは、銀行口座の申し込みすらできないということを意味し、金融インフラを持てない人にとってのモバイルマネーは便利。
文字を読めない、書けないの状態でも、アフリカのモバイルマネーは携帯電話SMSでやり取りするケースが多く、シンプル操作。
なので、銀行口座を持てない層でも、言葉のやり取りは問題ない人々が、携帯電話を使ったモバイルマネーの活用を始めるというのは自然の流れで、テクノロジーが人々の生活を救うという好例です。
そのような背景から、アフリカでは今後益々モバイルマネーは浸透して行くと思われ、それを起点とした便利なサービスも続々と誕生しそうで楽しみです。
(アフリカニュース)
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