フランスの衛星サービスEutelsat CommunicationsがFacebookのExpress Wi-Fiを用いてアフリカ12カ国で衛星ブロードバンドサービスを提供へ。(アフリカニュース)
https://africanews.space/eutelsat-partners-facebook-connectivity-to-extend-wifi-coverage-in-africa/

記事によると、
Eutelsat Communications (Euronext Paris: ETL) は、Facebookと提携して Express Wi-Fi プラットフォームの使用を拡大し、サハラ以南のアフリカのいくつかの地域で衛星経由のブロードバンドサービスを提供しています。
EutelsatはExpress Wi-Fi を使用して、コンゴ民主共和国 (DRC)、ナイジェリア、コートジボワール、タンザニア、ウガンダ、ザンビア、ケニア、マダガスカル、南アフリカ、カメルーン、ガーナとジンバブエに提供しています。
Facebook ConnectivityはExpress Wi-Fi プラットフォームを開発しました。
これにより、パートナーはスケーラブルな方法で Wi-Fi ビジネスを構築、成長、収益化できます。
これには、顧客に高速で手頃な価格の信頼性の高いインターネット アクセスを提供することが含まれます。
アジア、南米、アフリカの複数の市場を含む30 か国以上がExpress Wi-Fi を使用しており、何百万人もの人々が Wi-Fi 経由で接続するのに役立っています。
EutelsatとFacebook は、これまでコンゴ民主共和国 (DRC) の農村部およびサービスが不十分な地域で試験運用を成功させてきました。
これにより、地元企業は前払いベースで顧客に手頃な価格のインターネット アクセスを提供できるようになりました。
今日まで、EutelsatのExpress Wi-Fi プラットフォームの使用により、DRC 全体の何千人もの個人が手頃な価格のブロードバンドにアクセスできるようになりました。
Konnect Africaのゼネラル マネージャーである Philippe Baudrierは、次のようにコメントしています。
このイニシアチブは、比類のない経済的および社会的利益によってデジタルデバイドを埋める衛星接続の力の完璧な例です。
EUTELSAT KONNECTの比類のないカバレッジを活用して、この高まる需要を満たすことを再び誇りに思います。
FacebookのFargani Tambeayukであるサブサハラ・アフリカの接続ポリシーの責任者は、次のようにコメントしています。
「仕事、教育、医療などへのアクセスを確保するには、接続性が不可欠です。
私たちはユーテルサットと提携して、エクスプレス Wi-Fi プラットフォームと EUTELSAT KONNECT のパワーを組み合わせ、サハラ以南のアフリカの農村部やサービスが行き届いていない地域全体で衛星ブロードバンドのカバレッジを拡大することを目標としています。」
1977年に設立された Eutelsat Communications は、世界をリードする衛星事業者の1つです。
Eutelsatは、衛星と関連する地上インフラストラクチャのグローバルな艦隊により、ビデオ、データ、政府、固定およびモバイル ブロードバンド市場全体のクライアントが、場所に関係なく、顧客と効果的に通信できるようにします。
とあります。
フランスのことなので、フランスの旧植民地向けの提供なのかな?と思いましたがそうでもなく、ちゃんとビジネスしているようですね。
個人的にはフランスは農業国や観光立国のイメージしかないので、衛生ブロードバンドサービスという先進的なビジネスに違和感がありましたが、そういえばOrangeというアフリカでも割とメジャーな通信会社がありました。
一応Eutelsat Communicationsを調べてみると、売上高で言えば、世界の上位3位の人工衛星運営企業の1つらしく、記事中にもありますが、1977年設立と歴史もある様子。
アフリカとフランスがセットで語られると、フランスの搾取構造イメージが強すぎて、どうしても穿った見方をしてしまいますw
このプロジェクトが純粋にビジネスとしてアフリカに寄与しているものであるといいですね。
(アフリカニュース)